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「バイバイ」笑顔の幼子、母は橋から落とした:朝日新聞デジタル

小さないのち 奪われる未来 子どもへの虐待が後を絶たない背景の一つに「育児の孤立化」があるとされる。ある母子の悲劇を追った。 「この子をこのまま置いておくわけにはいかない」 不機嫌になっていく交際相…

情報源: 「バイバイ」笑顔の幼子、母は橋から落とした:朝日新聞デジタル

「赤ちゃんを殺して、飛び降りたい」

平成27年10月、高知市で次の様な事件が発生しました。

・10月14日、生後10ヶ月の赤ちゃんが死亡。
死因は外傷性急性硬膜下血腫で、頭に強い衝撃を受けたことが原因。

・赤ちゃんの太ももに骨折の痕跡があり、手足数カ所に皮下出血の痕跡があった。

・児童相談所は、赤ちゃんが死亡する4ヶ月前には育児放棄状態である事を把握していた。

当時40歳の母親は、赤ちゃんの死亡後、精神状態が不安定で入院しましたが、今年9月に退院となり、警察の事情聴取を受け、11月逮捕に至りました。

母親には、育児に対する不安があって、
赤ちゃんポストに預けたい、できるなら殺してしまいたい。殺してどこかから飛び降りたい」と漏らしていたそうです。

私や妊娠相談室のスタッフにとって、ショックなエピソードでした。
赤ちゃんを「ゆりかご」に預けてもらえれば、赤ちゃんは犠牲者にならずに済み、母親も犯罪者にならずに済んだかも知れません。

「どうして、赤ちゃんを預けることができなかったのか?」

妊娠相談室では、カンファレンスの議題になりました。
母親は、赤ちゃんを支えきれず、限界状態でした。
ただ、その解決法として、赤ちゃんを「ゆりかご」に連れてくるにはハードルが高かったと思います。髙知から熊本まで赤ちゃんを連れていけるような精神状態ではなかったと思いますし、経済的にも厳しかったかもしれません。

赤ちゃんを殺すくらいなら、捨てるくらいなら、『ゆりかご』に預けて欲しい
そういう願いで「ゆりかご」の活動を続けていますが、全国で発生する赤ちゃんの遺棄や殺人を防ぎきれていないのも現実です。