前のブログでは内密出産の問題点を中心に書きました。
ただ、文章を作る中で、「内密出産をできないことの理由ばかり挙げていても前に進めないのでは?」という思いもあって悩みました。
病院にとって内密出産はリスクを伴います。
すべきか否か‥。
先週の病院幹部会議で私の思いを話しましたところ、みな快く賛成してくれました。
意外とあっさりでした。
内密出産が実現すれば、妊娠・出産の秘密を明かしたくない女性との相談が比較的スムーズに行えます。これまで、病院を受診することすら、かたくなに拒否していた人の中でも、受け入れてくれるきっかけになるかもしれません。病院に来て何回か顔を合わせるうちに、身元を明かして出産をする事に同意してくれる事も期待できます。これまでの電話相談の経験から、その予感があります。
実現までには色々と困難があるとは思いますが、行政の方々のご協力もお願いしながら努力を重ねていきたいと思います。