カテゴリー別アーカイブ: プライベート

3回目の予防接種

(恥ずかしながら)痛がりで注射嫌いの医者が12月29日に3回目の新型コロナ予防接種を受けました。病棟の処置室で注射してくれたのは1年目の看護師です。注射自体は滞りなく終わったのですが、この看護師さん、「すみません、ごめんなさい」を繰り返しながらの注射で、終わった後も「担当させていただいてありがとうございました」との弁。この人柄の良さは本人の持って生まれたものと親御さんの教育ではないかと考えさせられ、教えられた思いでした。

私の妻は3回目の予防接種の後、高熱と頭痛で2日間苦しみました。
「もう、こりごり。4回目はしたくない」
そう聞いていたので我が身を少し心配しましたが、私の場合、注射した部分が少し痛んだくらいで済みました。副反応に乏しいのは歳のせいかもしれず、ホッとしたような寂しいような…

 

ネコの避妊手術

春になると病院の周りでネコたちが激しいケンカをします。
お気に入りの女の子を巡る争いは人間にもありますが、ほっぺたの肉がえぐれる程の傷を抱えるネコもいて痛々しいです。

一方、先日は病院の敷地内でネコが出産しました。
かわいいけれど先々のことを考えると気が重いです…
ノラネコたちにエサをあげている女性が近所にいるそうで、食べ物には困らないようですが、それでもネコが増えれば縄張り争いのケンカも増えるでしょうし。

危機感を覚えた私は、ネコの避妊手術を進めることにしました。
捕獲器で捕まえて動物病院で手術をしてもらいます。
メスが18000円、オスが13000円、とりあえず5~6匹が対象です。
避妊手術には賛否が分かれるところです。
しかしネコ間の共生、人間との共生のためにはやむを得ないのでは。

「ゆりかご」に携わっていると、避妊手術を勧めたくなる女性に遭遇することがあります。過去に複数回赤ちゃんを預けた女性にはピルや避妊リングの提案しますが、実行率が極めて低いのが現実です。

匿名で赤ちゃんを預ける「ゆりかご」ケースとは別に、名前を名乗って病院で出産して赤ちゃんを特別養子縁組にする女性と接する機会もあります。そして、これを繰り返す女性がいます。生まれた赤ちゃんは尊い存在です。しかし実母さんには将来同じことを繰り返して欲しくないのが本音です。

慈恵病院はカトリック系の病院なので避妊手術は御法度ですが、個人的には避妊手術は必要と考えています。これを表立って言えるのは、私がカトリック教徒ではないからです。イエス様の取られた行動には学ぶべきところが多々あるのですが、妊娠をコントロールできず、実母を知ることのできない赤ちゃんを次々に出産し、当の女性も悩み苦しんでいるのなら、避妊手術はあって良いのでは思うのです。

イノシシの炭火焼 美味しかった!

家に帰り冷蔵庫をのぞくと、ビニール袋に包まれた大きな肉の塊を見つけました。
イノシシのブロック肉です。
父(慈恵病院院長)が分けてくれたそうです。

早速、これを切り分けて味噌、砂糖、ハチミツ、みりんに漬け込みました。
蓮田家は薄味が好きですので、極力塩味が強すぎないように‥。

当直やお産で家に帰らないと、肉は冷蔵庫の中に寝かされたままになります。
1週間後、慌てて取り出し、自宅の勝手口で炭焼きにしました。

いい色に焼けているでしょう?
臭みもほとんどなくて美味しかったです。
程よい歯ごたえには、野生の肉のエネルギーを感じます。
普段食べる牛、豚、鶏と比べると肉の硬さがありますが、そこに力強さを感じて、(表現が拙いですが)まさに「命をいただいている」気持ちになります。

イノシシにも父にも感謝です。