
慈恵病院を訪れようかと迷っている方へ
何らかの事情があって助けを必要としている状況、身にしみて理解できます。
私もどうしようもない状況に追い込まれ、わらにもすがる思いで慈恵病院へ電話しました。
電話する前は、不安で怖くてここもダメだったらどうしようという思いでした。電話してみて、誰でもいつでも受け入れる金銭的心配も必要ないとのご回答を頂き、涙を流しました。
私の場合、週数的にすぐ来てほしいとのことだったので、まともな準備もできず、慈恵病院へ向かいました。相談員さんが熊本駅まで迎えに来てくださり、温かく迎え入れてくださいました。
~中略~
不安と恐怖と後悔と、憎しみなど、様々な負の感情を抱いていらっしゃると思います。そして、お腹の中に命を抱え、崖っぷちへ追いやられているかもしれません。
“助けて”と言う勇気、気力すらないかもしれません。しかし、ここまで読んでくださったあなた様に、赤ちゃんを遺棄するという悲しい選択をしてほしくありません。電話でもメールでも構いません。ただ、‟助けて“と伝えてみてください。慈恵病院の皆さまは必ず、あなた様を助けてくださいます。これだけは間違いありません。信じてください。
~中略~
身元に関してですが、私も明かさずに出産することができました。誰にも言わず、誰にもばれず、生むこともできます。
だから、安心して身を委ね、包み込まれ、支援を受けましょう。そして、一つの小さな命をこの世に迎え入れましょう。無一文でも大丈夫、お金がなくても大丈夫です。
私もお恥ずかしながら、出産費用を全額負担していただきました。どんな事情を抱えていらっしゃっても大丈夫です。全て包み込んで、一緒に痛みを分かち合ってくださいます。
全部大丈夫です。だからどうか、安心して身をゆだねてください。‟助けて“と伝えてください。それが、あなた様の最後の使命です。