赤ちゃんポスト内密出産シンポジウム~子の出自を知る権利を考える~ 赤ちゃんポスト内密出産シンポジウム~子の出自を知る権利を考える~

日時場所 日時場所

※公共交通機関または近隣駐車場をご利用ください。

参加形式※現地参加、オンラインともに事前登録制 参加形式※現地参加、オンラインともに事前登録制
受付終了いたしました。
たくさんのご応募誠にありがとうございました。

参加費無料 参加費無料
プログラム プログラム
※スケジュールは変更する場合がございます。予めご了承ください。
プログラム内容 プログラム内容
ごあいさつ

 「こうのとりのゆりかご」(俗称「赤ちゃんポスト」)がスタートしてから、まもなく17年が経とうとしています。「ゆりかご」開設時に赤ちゃんだったお子さんは高校生になっていることと思います。私や当院職員は、お子さんたちが心身共に健やかに日々を送っていらっしゃることを願っていますが、自らの出自について、どのように受け止めていらっしゃるのか心配もいたします。
 また2021年12月に初事例を迎えた内密出産は既に20以上の事例を重ねました。赤ちゃんを出産した女性の身元は当院職員のただ一人しか把握していない中で、赤ちゃんの単独戸籍が作られ人生の歩みが進んでいます。

 「ゆりかご」、内密出産につきましては、出自を知る権利が損なわれるのではないという懸念が指摘されてきました。また、間もなく成人を迎えるお子さんたちがいらっしゃる訳ですが、情報開示手続きや支援についての準備不足は否めません。

 そこで私どもは大西熊本市長にお願いし、出自を知る権利についての検討会の設置をしていただきました。委員会では活発な意見交換が行われ、2024年末には見解がまとめられる見通しです。ただ委員会の議論は非公開ですので、社会はその過程を知ることができません。そこで、公開の場での意見交換を実現したいという願いから今回のシンポジウムを企画させていただきました。

 出自を知る権利を巡りましては、総論的には世界各国で多くの共通点があると思います。しかし実際の対応レベルになりますと、その国の文化、慣習、宗教、社会システム、価値観などによって様相は異なります。他国での対応法をそのまま導入すれば良いものではありません。日本社会が受け入れることができるものを作り上げる必要があります。今回のシンポジウムがその一助になることを願います。

 今回のシンポジウムは「議論90%」を目指して講演時間を極力縮小しました。専門家や関係者だけでなく、ご経験や知識をお持ちでない方々にも広くご参加いただきたいと思います。出自を知る権利、「ゆりかご」、内密出産をテーマに熱い議論の2日間になることを期待しています。

 

2024年4月吉日
慈恵病院 理事長兼院長
蓮田 健

2024年4月吉日
慈恵病院 理事長兼院長
蓮田 健

注意事項 注意事項

・7月6日(土)の昼食休憩時間は11:10~12:10とさせていただきます。会場内での食事はできません。混雑を避けるため、会場周辺の「SAKURA MACHI Kumamoto」や「桜の馬場 城彩苑」、「下通アーケード」、「上通アーケード」などでのご飲食をお勧めいたします。ご負担をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど何卒宜しくお願いいたします。

 

・会場に駐車スペースはございません。お車の方は近隣のコインパーキング等をご利用ください。

 

・会場に託児スペースのご用意はございませんので、ご希望の際はオンラインでのご参加をご検討ください。

問い合わせ 問い合わせ
慈恵病院TEL.070-5690-8093